松本人志がつまらなくなった? 安倍政権下で炙り出されたメッキが剥がれた人たち
「吉田照美×適菜収」緊急対談 第3回
本当のことを言う人がいなくなった日本
適菜 私も民主党批判を山ほど書きました。
吉田 それでイライラしていたときに、斉藤和義さんの『ずっとウソだった』を聞いたんです。『ずっと好きだった』の替え歌ですが、それを聞いて本気で感動しました。それで、番組でその曲を流したんです。もし問題になったら辞めてもいいという気持ちでオンエアした。
適菜 売れていた曲を自分で替え歌にしてしまうのだから、偉いですね。
吉田 あのあたりから、本当のことを言う人があまりいない。オウム真理教事件のときも、メディアには不信感を激しく持っていました。麻原彰晃に対して腰が引けていると。そのときに、小林よしのりさんは好きになりましたね。江川紹子さんも一生懸命やってたなぁ。
適菜 江川紹子さんは立派な人だと思います。
吉田 その不信感は東日本大震災の原発事故で決定打になった。左とか右は関係なくて、国民主権と基本的人権を守ろうとしない国はクソだと思ってるだけです。